現在は主に大手デベロッパー様の設計業務に従事しています。これまでの経験を活かし、プレイヤーとしては、設計的により難易度の高いものを任されることが多いです。管理者としては、プロジェクトの統括として、若手メンバーに仕事を割り振りながら、一緒に仕事を進めています。

メンバーへ業務をお願いする際には、計画の初期段階から建物を引き渡すまでの全体の流れを通して伝えるようにしています。これからの動きを踏まえて何が必要になる、何をしなければならないと指示を出す事で、目の前の業務を行う意図を理解してもらうように心がけています。日頃のコミュニケーションとしては短時間かつ高頻度、ともに業務を進めていくイメージを持っています。
一方、設計そのものの内容については、入社１年目など最初のうちは細かく指示を出すようにしていますが、ある程度の経験を積んでもらえれば、基本的にはメンバーに自由度高く設計してもらうようにしています。もちろん、各ポイントで気になることがあれば伝えますが、デザインについてこちらから強制することはあまりありません。さらに、東洋設計事務所ではプロジェクトによってメンバーの組み合わせが変わるため、様々なメンバーの進め方やノウハウを学んでもらえます。できるだけメインの担当者自身で完結できるように、周りからのサポートが得られる環境です。

東洋設計事務所では、大手の設計事務所のように部門ごとに分けて設計をしていくのではなく、１つの案件は最初から最後まで担当者が一気通貫で受け持ちます。その担当者に情報が集約されますので、クライアント様にとっても相談窓口がわかりやすく、全てを一括して任せられるという安心感を持っていただけているのではないかと思います。

設計者としては、竣工して形になったとき、苦労した部分がキレイにおさまったときなど、それを見てクライアント様から「いい建物ができたね」と言っていただけるとやはり嬉しいです。
管理者としては、個々人の性格やスキルに合わせて指導するように心がけた結果、メンバーが依頼したことをできるようになったり、１人で業務をこなせるようになったりする姿を見るととても嬉しく感じます。

建築が好き、デザインが好き、そのために情熱をもって設計業務を前向きにやり切ってくれる、そんなメンバーに出会いたいと思っています。設計事務所の仕事は、クライアント様の要望に応え、本質的なクオリティを追及していくものです。継続して粘り強く仕事に取り組めるよう、私自身も楽しみながら、一緒に頑張りたいですし、そんなときにいつでも相談しやすい存在でありたいと思っています。